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「恋は速攻、愛はじっくり」でつかんだ幸せな結末

価値観が合うお相手となら、未来を描きやすくなるもの。婚活では、そんな「“当たり前”が同じ」人に出会いたいですよね。今回ご紹介するのは、まさにそんな価値観がピッタリ合う理想のお相手と出会ったふたり。でも、ふたりがお付き合いに至るまでには、彼が婚活で積み重ねた経験値と、勇気を持って踏み出した行動力が関係していました。出会いから交際まではスピーディー、そこからはじっくりと歩み寄って紡いだ、ふたりのストーリーとは?

出会ったお二人のプロフィール

涼太さん

  • ご年齢:36歳
  • 居住地:東京都
  • ご入会:2019年 11月
  • 利用店舗:新宿店

29歳の時に高校の同窓会に参加し、仲の良かった同級生の多くがすでに結婚していることを実感した涼太さん。昔から結婚願望はあったため、そこから真剣に婚活について考え始めた。まずはアプリで婚活を始めたが、なかなか結婚には結び付かず。“結婚”というところにフォーカスが当たっている結婚相談所にも興味を持ち、CMで見たことのあったオーネットに30歳で入会した。

七菜さん

  • ご年齢:31歳
  • 居住地:東京都
  • ご入会:2023年 9月
  • 利用店舗:新宿店

薬剤師として病院で働く七菜さん。3年前に結婚を考えていた彼とはコロナ禍の多忙さが原因で別れてしまい、一時は結婚願望が薄れてしまった。傷が癒えたころ、今後の人生について考え、後悔しないよう婚活をしてみようと決意。自他共に認める「“ダメンズ”を引き寄せるタイプ」のため、基本情報の確認がしっかり行われている結婚相談所での活動の方が良いと考え、30歳になる1カ月前にオーネットに入会した。

掲載されているお名前はいずれも仮名、年齢は取材時点のもの、都道府県名は活動時の居住地です

ふたりをつないだ“ちょっとひとこと”の結婚観

涼太さんの入会は2019年11月。全てのお申し込み権利を使って積極的な活動を始めたが、入会してまもなくコロナ禍に突入してしまい、うまくいかない日々が続いた。しかし、地道な活動が実を結び、5年間の活動の中では、七菜さんの前に3名の方とお付き合いに至った。ただ、全て6カ月以上は続かずに別れてしまった。別れた直後には落ち込む時間もあったが、持ち前のポジティブ思考で立ち直り、活動の手を止めることはなかったという。

涼太さんより遅れること約4年。「私は本当に結婚したいのだろうか……」と迷いつつオーネットに入会した七菜さん。「1年やってみていい人に出会えなかったら、ひとりで生きていくという方向にシフトしよう」というモチベーションだった。ただ、やるからにはちゃんと、そして楽しんで婚活しようと決めていた。受け身ではなく自分からもお申し込みをしたり、イベントにも参加したりと、さまざまな出会いのサービスを利用して積極的に活動した。活動を始めて、涼太さんを含めず4人の方とお会いできたという。

ふたりの出会いは、お互いの条件がマッチした方が紹介される「両想いマッチング」。七菜さんの“ちょっとひとこと”の文章から明るく感じの良い印象を受け、涼太さんからお申し込みをした。
実はこの時すでに七菜さんも、写真付きプロフィールを見て検索・お申し込みができる「写真検索」で涼太さんのことを見つけ、「お相手メモ」にキニナル登録をしていたという。
その理由について七菜さんは「“ちょっとひとこと”に、年を取っても手をつないで出かけるような仲良し夫婦になりたい、というようなことが書いてあって、なんかいいなと思ったんです。あと、アドバイザー推薦メッセージに「『彼を見て教師を志した生徒もいる』と書いてあったので、人を惹きつける力がある方なんだろうなと思って」と振り返る。

2023年11月末、七菜さんが涼太さんからのお申し込みにOKをして、ふたりの「お話し掲示板」が開設された。今までの活動の中で、掲示板で長くやりとりするとうまくいかなかった経験があった涼太さん。掲示板で3往復程度の会話の後、すぐに七菜さんを「初顔合わせ」に誘った。

“当たり前”が同じって心地良い

掲示板開設から1カ月後の12月下旬、ふたりは東京、新宿駅近くのカフェでランチをした。お互いの第一印象について、涼太さんは「プロフィールで受けた印象通りで、明るくて感じのいい方だなと思いました。あと、自分は夢をかなえて教員になったのですが、彼女も昔からの夢をかなえて薬剤師になっていて、仕事も頑張っていることが伝わってきて、いいなと思いました」と話す。七菜さんは「写真通り、明るい方だなと思いました。涼太さんの方が5つ年上ですが、年齢差も感じなくてフラットに話せる方だなと思いました」と振り返る。

その初顔合わせで、涼太さんは突っ込んだ結婚観の話を七菜さんに投げかけたという。初顔合わせの経験を積んできた涼太さんは、最初に自己開示をして、それで受け入れてもらえなかったら駄目なんだろうと考えるようになっていたので、初顔合わせで少し踏み込んだ質問をしたという。

「初顔合わせって、もう少し当たり障りのない話をするイメージだったんですが、『結婚相手に求める一番の条件は何ですか?』と突っ込んだ質問をされて、ちょっとびっくりしました(笑)。でも、それだけ真面目に向き合ってこの時間を過ごしてくれているんだなと感じられて、嫌な気持ちにはなりませんでした」と七菜さん。

聞かれた質問「お相手に求める条件」についてその時七菜さんは、「仕事を辞めて家庭に入ることは考えていないので、仕事を続ける私を認めてそれを受け入れてくれる人」と答えたという。「仕事」が別れの原因につながってしまった前の彼氏との苦い経験からだった。同じ質問を涼太さんにも尋ね返すと、涼太さんは「相談、話し合いができる人」と答えたという。

それぞれの条件を聞いたふたりは、お互いに「そんなことでいいんですか!?」と心の中で思ったという。お互いが譲れないと語ったことは、お互いにとって“当たり前”だと感じる部分だった。初顔合わせでは、基本的な考え方自体が似ていて、結婚観にも共感し合えた濃い内容の1時間となり、ふたりはお互いに好印象を持った。

2024年12月末 涼太さんが好きな映画のエンターテインメント施設にて

恋は速攻! 押して駄目なら、もう一押し!

2回目のデートはそれから2週間後の1月初旬。涼太さんが、掲示板で七菜さんを夜ごはんに誘った。お酒が好きだというふたりは、新宿の居酒屋で夜ごはんを食べた。そこでの会話は途切れることなく、とても盛り上がったこともあり、涼太さんは七菜さんを2軒目に誘った。

普段は2回目の方とは2軒目まで行かないという七菜さんだが、1軒目で涼太さんと過ごした時間がとても楽しかったと感じた自分の直感を信じて、珍しくその誘いに乗ってみることにした。
そして、この2軒目のお店で、涼太さんは七菜さんへの思いを確信した。「七菜さんといると会話が途切れず終始楽しくて、安心感があり自然体でいられている自分を感じて、この人とお付き合いしたいなと思いました」と振り返る。2軒目の帰り際、涼太さんは意を決して七菜さんに交際を申し込んだ。

七菜さんも涼太さんに対して、「普通の話がずっと自然にできて、一緒にいてとても楽しい」と感じていたというが、その時は涼太さんの他にも継続してお会いしている人がいた。その方との関係を中途半端にして今すぐ返事はできないなと感じてしまったという。七菜さんは涼太さんに「一緒にいてとても楽しいのですが、まだ2回目なのでもう少し時間をください」と伝え、返事を保留にした。
「それを聞いて『ですよね』と普通に思いました(笑)。でも、自分の気持ちはしっかり伝えておかないと思って……」と涼太さん。
その日、ふたりはLINEの連絡先を交換し、「下の名前で呼んでもいいですか?」と涼太さんが提案し、ふたりの呼び方が名字から下の名前になり、ふたりの距離が少しだけ縮まったデートになった。

3回目のデートは、それから2週間後の1月末。羽田空港の方で行われるライブに七菜さんが行くと聞いて、涼太さんが帰りに車で家まで送っていくことを提案した。
「交際も決めていない人に迎えに来てもらうのは申し訳ない……」と一度は断った七菜さんだったが、「全然大丈夫です」という涼太さんの勢いに負けて、その提案を受け入れた。
「当時は押し切る気だったので、ガンガン押すつもりで提案しました」と涼太さん。車が彼女の家の前に着き、そのまま帰ろうとする七菜さんを引き留め、「お付き合いしてもらえませんか」と涼太さんがもう一度告白をした。

1回目の告白の後、アドバイザーにも相談しつつ、まだ答えを迷っていたという七菜さんだったが「こんなに自分を思ってくれて、行動でも示してくれている人との方が、幸せになれるかもしれない……」と思い直したという。その場で決意を固め「よろしくお願いします」と返事をした。涼太さんの熱意あるアプローチと行動力が、ふたりを「お付き合い」へと導いた。

2024年10月初旬 初旅行の伊香保温泉にて

じっくり育む愛。安心させてくれる人とこの先も……

ふたりは順調にお付き合いを重ねた。付き合って5カ月目の6月ころ、七菜さんは仕事関係の試験を次の11月に受けたいと考えていた。ひとつのことに集中してしまうと、他のことがないがしろになってしまうという七菜さん。試験と同時に結婚のことを考えるのは難しいと考え、事前に涼太さんに伝えることにした。七菜さんは、いろいろな事を同時に進めるのは難しいので少し待ってほしいという主旨を伝えながら、うまく言葉にできず感情があふれて泣いてしまったという。

涼太さんは、そんな七菜さんの気持ちを落ち着いて聞いて受け止め、「そこまでちゃんと待っているから大丈夫だよ」と言って安心させてくれたという。またその後、試験前には連絡が滞りがちな七菜さんに対して、それを責めることもなく、ゆっくりと見守ってくれた。そんなふうに自分を見守ってくれる涼太さんに対して、「この人とはこの先もうまくやっていけるかもしれない」と感じ、七菜さんの中で「結婚」への思いが固まっていった。

そんな七菜さんに対して涼太さんは「仕事のことに真剣に向き合っている姿を純粋に応援したいと思いました。それと同時に、ふたりの未来についてもそれだけ真剣に考えてくれているんだということも感じられたので、待つことをネガティブには捉えなかったです」と振り返る。

そして、涼太さんの鬼門となっていた“6カ月”が過ぎても、ふたりは順調に交際を続けていた。この先も七菜さんと一緒にいたいと思った涼太さん。七菜さんの試験が終わったらプロポーズしようと決意し、ひとり着々とプロポーズ用の指輪の準備を始めた。そして、七菜さんの試験が終わるころには万全の準備を整えた。

試験終了後の2024年12月初旬。クリスマスシーズンに彼氏と行くのが夢だったという七菜さんの希望で、千葉にあるテーマパークに行くことになっていた。グッドタイミングなことに、その前日に婚約指輪を受け取ることができた涼太さん。「ここで渡すしかない!」と思い、1日中その指輪を持ち歩き、プロポーズのタイミングを見計らっていた。しかし、大勢の人がいるパーク内ではなかなかタイミングが見つけられず、断念。一緒に彼女のひとり暮らしの家に帰ってきてから、やっと渡すことができたという。
「実は1日持っていました(笑)結婚してもらえますか?」と、リングの箱を開けながら渡す涼太さん。
「はい、よろしくお願いします」と七菜さん。

付き合って1年後の2025年1月に、ふたりは晴れて成婚退会した。お互いの両親にもあいさつを済ませ、5月には新居に引っ越し、そして2026年1月、ふたりの交際記念日には結婚式を挙げる予定だ。

七菜さんの気持ちがいっぱいいっぱいになってしまった時には、否定したりせずポジティブな言葉で気持ちを軽くしてくれるという涼太さん。七菜さんは、そんな涼太さんとならこれからも結婚生活をうまくやっていけると感じているという。
涼太さんは七菜さんについて「穏やかで、とても理知的。だからこそ、一緒にいると心が落ち着く」と語る。七菜さんと一緒にいて居心地がいい、そう話す涼太さんの表情には、深い信頼と愛情があふれていた。

ふたりは、考え方や価値観が自然と一致し、食の好みまでぴったり合うので、自分たちを“同じグループ”に属すると分析する。「けんかをしたことがないんです」そう笑顔で話すふたりの姿には、不思議と納得感がある。インタビューの間も、どちらかが無理をしていたり、我慢している様子はまったくなく、まるで長年連れ添った夫婦のように会話が進み、ふたりの間にはナチュラルな穏やかさが漂う。
この先のふたりには、ふたりをつないだきっかけにもなった涼太さんの “ちょっとひとこと”に書かれた理想の夫婦像「年を取っても手をつないで出かけるような仲良し夫婦」という未来が待っているだろうと感じられた。

2024年9月中旬 清里高原へのドライブデート

アドバイザーメッセージ

まずは行動してみることで、見えてくることがある!

七菜さんはご入会時、おとなしいタイプの男性に会いたいと仰っていました。ただ活動を始めてみると、恋愛に対しては控えめで少し恥ずかしがり屋の面が見えてきて、おとなしいタイプの男性だとなかなか発展しないなと思い、リードしてくれる積極的な男性の方がいいのでは? とお伝えしたことがあります。実際にご成婚された涼太さんは明るく快活なタイプでした。でも決して強引ではなく、彼女の気持ちをしっかり受け止めながらリードされていて、そんな彼に彼女も全幅の信頼を置いているのが伝わってきました。
希望条件に固執し過ぎずいろんな人に会ってみると「意外と相性がいいかも?」と思わぬ出会いにつながるかもしれません。少しでも気になったら、ぜひご自身の可能性を広げてみてくださいね。
また、「結婚したいかどうかわからない、そんな気持ちで婚活してもいいんですか?」という方がいらっしゃいますが、全然OKです! 結婚は“ふたり”でするものなので、“ひとり”であれこれ考えても答えは出ません。むしろ婚活してみてください! とお伝えしたいです。(新宿店アドバイザー)

記事内には取材カップルからご提供いただいた写真が含まれています。また、コメントを掲載しているアドバイザーの所属店舗は会員さまの活動当時のものです

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